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大自然の風光明媚な神域

大自然の風光明媚であり
洵にゆうすいな神域

大自然の風光明媚であり
洵にゆうすいな神域

大自然の風光明媚な神域

境内には数多の鳴禽類がせい息し、春の桜、新緑薫る頃、流の中にある「神の岩」に、又対岸に、「岩つつじ」が満開して清流にうつる頃、殊に夏とならば、社前の清流に鮎釣り、舟遊び、水泳、鶴形山の登山、涼気まんきつしつつ自然科学研究に、秋は外苑鶴形山の紅葉、松茸狩り、冬は雪の霊峰の眺望も亦よろしく、学徒の旅行、遠足に、青少年の渡り鳥観察に、カメラハイキングにと、信仰と観光とを兼ねたお洲原まいりは、実に大自然の風光明媚であり洵にゆうすいな神域であります。

ブッポウソウ繁殖地

洲原神社社叢はブッポウソウ繁殖地として国の天然記念物に指定されている。
ブッポウソウといえば、誰しもがかつて霊鳥といわれた「ブッポウソウ」と鳴く鳥を連想するが、これは声のブッポウソウと称されているコノハズクのことで、ここに飛来繁殖する鳥は鳴き声が全く異なる姿のブッポウソウといわれる美しい鳥である。
ブッポウソウは夏鳥で毎年5月に飛来し、6月に巨木の洞穴に営巣産卵し抱卵して、7月に艀化、9月末頃にジャワ、スマトラなどの南方に飛び去っていく。体はハトよりやや大きく、頭部は黒褐色、背腹は青緑色、嘴と脚が紅色、翼をひろげると白い班紋のある美しい姿の鳥である。
かつてはこの鳥が「ブッポウソウ」と鳴くと教えられたが、昭和10年 NHKが愛知県鳳来山から鳴声を放送したことにより、コノハズクの鳴声とわかり、姿と声のブッポウソウが解明区別されたのであった。
コノハズクは夜行性であるが、このブッポウソウは昼間高い木の枝を飛びまわり昆虫を捕食する。指定当時は社叢に定着していたが、神社裏に国道が開通したために交通騒音が激しくなり、今は営巣も近くの鶴形山自然林に移り、社叢には飛び交う姿を見るのみとなったのも止むを得ないことであろう。